役に立つ過去にまなび懐かしい未来をえがく
2017年08月2日(水)
7月22日(土)文化センターにおいて、25名の町民が参加し
早稲田大学教授の後藤春彦先生をお招きして、まちづくりオーラルヒストリー学習会を
開催しました。
滝上町では昨年、町民大学講座で後藤先生の講話を聴いた町民有志らで
昭和29年にあった15号台風の頃を中心に当時を知る22名の方々から口述記録を採取しました。
当時、滝上町では風倒木で人口が急増し、昭和34年に1万4000人のピークを迎え、
人びとの生活が大きく変わりました。
まずは、後藤先生から奈良県今井町の「思い出調査」の事例を紹介していただきました。
その後、3つのグループに分かれ採取した口述記録を参考に
共有の思い出を語り合い、今後どのように役立てるかグループワークを行いました。
後藤先生からは、「アメリカのゴールドラッシュが思い出される。
一時的な繁栄が『重要』なのか『上辺』なのか精査する必要がある。
いずれにしろ、聴き取ったオーラルヒストリーは宝の山なので、学校教育の現場などで役立ててはどうか。
滝上町ならではのまちづくりオーラルヒストリーに期待します。」とのコメントをいただきました。
平成30年度の開基110年開町100年の節目の年に向けて、今回学んだことを生かして活動を継続します。